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社内コラボレーションを変える!チームビルディングの効果と実践7ステップ

リモートワークの浸透や中途入社メンバーの増加により、「チームとして仕事をする」ことの難しさを感じていませんか?部門間の連携が希薄になり、会議は増えたがコミュニケーションの質は下がったと感じる企業も少なくありません。そこで本コラムでは、チームビルディングを“ただの楽しいイベント”で終わらせず、組織的な成果につなげるためのポイントを整理します。さらに、リモートやハイブリッド環境でも実践可能な具体的な7ステップをご紹介。読了後には、「社内で実施すべきチームビルディングワークショップ」が自信をもって設計できるようになります。

目次[非表示]

  1. 1.なぜ今、チームビルディングが必要なのか
    1. 1.1.リモート/ハイブリッド環境で生まれた“隠れ壁”
    2. 1.2.研究が示すチームビルディングの効果とは
  2. 2.チームビルディングで狙うべき3つの効果
    1. 2.1.関係性/信頼の強化
    2. 2.2.役割・目標の明確化と共有
    3. 2.3.プロセス・コミュニケーション改善
  3. 3.一度きりのイベントで終わらせないためのポイント
    1. 3.1.“楽しかった”から“変化した”へつなげる設計
    2. 3.2.効果測定とフォローアップの仕組み
  4. 4.実践!チームビルディング7ステップ設計フレーム
    1. 4.1.現状分析・目的定義
    2. 4.2.ワークショップ設計~振り返り計画
  5. 5.リモート&ハイブリッド環境での実践注意点
    1. 5.1.非対面ならではの課題と解消策
    2. 5.2.オンライン/対面ハイブリッド型の工夫
  6. 6.中途入社・多様なメンバーを巻き込む方法
    1. 6.1.オンボーディングとしてのチームビルディング活用
    2. 6.2.多様性を活かすワークのデザイン
  7. 7.まとめ
  8. 8.MBK Wellnessの研修プログラム
  9. 9.FAQ
  10. 10.参照・出典

なぜ今、チームビルディングが必要なのか

リモート化、部門の細分化、価値観の多様化――こうした変化が「チームで働く」という当たり前を揺るがしています。そこで、改めてチームビルディングの意義を整理します。

リモート/ハイブリッド環境で生まれた隠れ壁

当社の組織開発支援の現場でも、近年このテーマに関する相談が急増しています。
「リモート環境でチームの温度差が広がってきた」「オンライン会議では本音が出づらい」「中途入社者がなかなか馴染めない」――こうした声を多くいただきます。
背景としてよく挙げられるのは、次の3点です。

  • 偶発的なコミュニケーションの減少:オフィスでの雑談や立ち話がなくなり、関係構築のきっかけが減った。

  • 情報共有の個別化:メールやチャットが中心となり、部門や職種を越えた交流や情報共有が生まれにくい。

  • 文化の断絶:中途入社者やリモート/ハイブリッド勤務者が、非公式なネットワークやチーム文化を体感しにくい。

このような隠れ壁が放置されると、メンバー同士の心理的距離が広がり、表面上は業務が回っていても「関係の質」や「協働のスピード」が低下するケースが少なくありません。だからこそ、チームビルディングを通じて信頼・共通理解を再構築する重要性が高まっています。

現場の声を聞き取り、「関係性」「情報共有」「文化浸透」のどこに壁があるか診断しましょう。

研究が示すチームビルディングの効果とは

複数の研究により、チームビルディングがチーム機能の土台を強化することが確認されています。
たとえば、ある研究では、意図的なチームビルディング介入によってチーム内のコミュニケーションネットワークが拡大し、信頼と相互理解が深まる傾向が見られました。
また、メタ分析では「信頼関係」「役割の明確化」「協働プロセスの改善」が、チーム成果の向上に一貫して寄与していることが示されています。
さらに別の研究では、共同体験型の活動がチームの一体感を高め、協働の質を向上させることが確認されています。

これらの結果は、チームビルディングが「単なるイベント」ではなく、信頼・目的・連携プロセスを強化する体系的なアプローチであることを示しています。

▶図1:チームビルディングがもたらす主要な効果要素

設計上、このような成果を目指すことで、施策をただの「楽しい場」から「成果創出の起点」に変えられます。

「なぜやるのか」を明確化し、信頼・役割明確・プロセス改善の3視点を設計初期に確認しましょう。

チームビルディングで狙うべき3つの効果

研究で確認された効果を踏まえ、実務ではどこを狙って設計すべきか――
ここでは、MBK Wellnessが多数の支援現場で有効性を確認してきた3つの焦点を紹介します。

関係性/信頼の強化

対話や共同ワークを通じて、メンバー間の壁を下げ、心理的安全性を育てます。
ある研究では、チームビルディング介入後にチーム内の関係性ネットワークが広がり、メンバー間の信頼が高まったことが確認されています。
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0263786318307609

信頼が高まることで、率直な意見交換やリスク共有が促進され、チーム内の問題解決スピードが上がります。当社の研修では、これを体験的に理解できるよう、心理的安全性に関するワークを取り入れることが多くあります。

役割・目標の明確化と共有

チームが方向性を合わせて動くには、「誰が何を担うか」を明確にする必要があります。
メタ分析でも、信頼や心理的安全性が成果への主要因とされる一方で、役割分担や目標共有の明確化もチームの協働を支える要素の一つとされています。
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0169604

このため、当社のチームビルディング研修では、プロジェクト目標や役割分担の必要性と重要性を体感的に理解し、実務における役割の明確化につなげるワークを組み込む場合もあります。

プロセス・コミュニケーション改善

多様な働き方が混在する今、連携の仕方そのものを見直すことが重要です。
別の研究では、協働活動を通じてチームの一体感が高まり、コミュニケーションの質と安定性が改善されたことが確認されています。
https://www.frontiersin.org/journals/psychology/articles/10.3389/fpsyg.2024.1353944/full

当社の支援でも、実際の業務テーマを題材に「理想的な連携プロセス」を議論することで、チーム内の意思疎通を最適化する事例が多くあります。

▶表1:狙うべき効果と現場の問い(例)

効果

現場の問い

ワーク設計のポイント

信頼強化

「お互いについて知っているか?」

自己紹介+非業務ディスカッション

役割明確化

「私は何を担っていると感じているか?」

ロールマッピング+目標確認

プロセス改善

「連携にムダ・抜けはないか?」

ワークショップで理想プロセス共有

目的に応じて「信頼」「役割」「プロセス」のいずれに焦点を置くかを決め、ワークを設計すると効果的です。

一度きりのイベントで終わらせないためのポイント

「イベントは盛り上がったけれど、翌日には元に戻った」──これは多くの企業が経験する課題です。私たちMBK Wellnessも、多くの研修・ワークショップを設計・運営する中で、楽しかった行動変化へつなげる設計が何よりも重要だと実感しています。

楽しかったから変化したへつなげる設計

当社のチームビルディング研修では、単なるアクティビティで終わらせず、リーダーシップやコミュニケーションの理論と実践を組み合わせる設計を重視しています。

例えば以下のような工夫を加えます:

  • リーダーシップへの気づき:グループ課題やゲームを通して、自然に「意思決定」「巻き込み」「支援」などの行動特性を振り返り、リーダーシップスタイルへの理解を深める。
  • 心理的安全性の理解と浸透:メンバー同士が失敗や意見を共有するワークを通じて、心理的安全性の重要性を体感的に学ぶ。
  • 共通言語としての理論導入DiSC®やソーシャルスタイルなどのコミュニケーションスタイル理論を活用し、ワークショップ後も日常業務で使える共通言語をチーム内に残す。
    参考:DiSC® - グローバルに通用する研修・アセスメント・映像教材|MBK Wellness株式会社 サイコム・ブレインズ事業本部

こうした構成により、参加者は「ただ楽しかった」で終わらず、日常のコミュニケーション行動やチーム運営に活かせる学びとして持ち帰ることができます。
実際、研修後のアンケートでは「普段の1on1で意識するようになった」「メンバーへの関わり方が変わった」といった声が多数寄せられています。

研究でも、チームビルディングは感情・プロセスへの影響が特に強く、
「設計された内省・理論との接続」がある場合、行動変容・パフォーマンス向上への波及が確認されています。

効果測定とフォローアップの仕組み

当社の支援では、事後のフォローアップ設計を最初から組み込むことを重視しています。
具体的には:

  • 行動宣言と振り返り会:ワークショップの最後に、各自が「明日から実践すること」を言語化し、約2週間後に短時間のオンライン振り返り会を実施。
  • アンケート+フィードバックレポート:実施前後の「信頼感」「心理的安全性」「協働意識」を可視化して、チームの変化を共有。
  • 上司・リーダー向けガイドの提供:リーダーが日常で学びを支える仕組みを整え、定着を促進。

このように、ワークショップを起点として行動変容を支援する仕組みを持たせることで、チームビルディングは一過性のエンタメから組織開発プログラムへと昇華します。

▶図2:チームビルディングを行動変化につなげる設計の流れ

設計時点で「理論×体験×行動宣言×フォローアップ」を一体で構想しましょう。

実践!チームビルディング7ステップ設計フレーム

実務で使える「7ステップ設計フレーム」を提示します。研修事務局や人事企画部でもすぐに活用できるように、具体手順と注意点を整理しました。

現状分析・目的定義

まず、現状のチーム状況を診断します。例として:

  • 社内アンケートで「部門間連携」「心理的安全性」「知識共有頻度」を可視化
  • リモート環境下での交流頻度・雑談機会の減少をヒアリング
    目的定義では、「部門AB間のナレッジ共有を月1回に増やす」「中途入社者の半年内離職率を10%減に」など、明確かつ測定可能な目標を設定します。こうした現状と目的を設計の起点にすることで、ワークショップの意味づけが高まります。

ワークショップ設計~振り返り計画

ワークショップ設計では以下を含めます:

  • ロールプレイ・グループワーク・自己/他者理解ワークの組み合わせ
  • オンサイト・オンライン両対応を想定
  • 行動宣言を含む振り返りセッション(ワーク終了直後)
    振り返り計画では、終了後「30日・90日・半年」のチェックポイントを設け、進捗と定着状況を確認します。設計時点でこのフォローを予定に入れておくことで、実施後の放置を防げます。

▶表2:チームビルディング設計7ステップ概要

ステップ

概要

ポイント

1. 現状把握

アンケート・ヒアリングによる診断

定量+定性両方向で実施

2. 目的設定

測定可能な目標を設定

SMART原則に則る

3. 設計

ワーク・場所・形式を決定

オン/オフハイブリッド対応

4. 実施

ワークショップ本体の運営

ファシリテーターと記録体制を準備

5. 行動宣言

メンバー自身の次の動きを宣言

個人・チーム単位で設計

6. フォローアップ

進捗確認と支援策提供

3090180日視点で設定

7. 効果測定・改善

指標と振り返りで改善設計へ

アンケート・成果データを活用


限られた時間でも、まずは「現状把握」と「目的設定」を整理するだけで、チームビルディングの方向性がぐっと明確になります。

リモート&ハイブリッド環境での実践注意点

対面とリモートが混在する今、従来の「合宿型+懇親会」だけでは効果が頭打ちになることがあります。特に留意すべき3点を整理します。

非対面ならではの課題と解消策

オンライン・ハイブリッドで特に生まれやすい課題は以下のとおりです:

  • オフラインならではの偶発的な雑談が欠如し、信頼醸成が遅れる。
  • 気軽に発言しづらく、ハイブリッド参加者が疎外感を抱く可能性。
    解消策としては、冒頭に「ブレイクアウトルーム+アイスブレイク」を必ず入れ、カメラON+リアルタイム投票・チャット活用などで全員参加を促します。

オンライン/対面ハイブリッド型の工夫

ハイブリッド設計で効果を出すためには、以下のポイントが有効です:

  • オンサイト参加・リモート参加どちらでも同じ体験が可能な仕立てにする(例:リモート参加者用ワークキット+ファシリテーション)。
  • ハイブリッド用役割を設定(進行役・リモートグループ支援役など)。
  • フォローアップ時には、チャット・オンライン会議・社内SNSなど、定期的な非対面交流を設置。
    こうした工夫により、リモート環境下でも関係性を積み重ねることができます。

▶図3:ハイブリッド方式のポイント

企画の際は必ず「リモート参加用役割」「オンライン専用アイスブレイク」を設計に入れましょう。

中途入社・多様なメンバーを巻き込む方法

中途入社者増加・世代多様化・職務多様化が進む現在、「既存メンバー向け」ではないチームビルディング設計が求められています。ここでは、多様な背景を持つメンバーを巻き込むための設計ポイントを紹介します。

オンボーディングとしてのチームビルディング活用

中途入社者やプロジェクト加入直後のメンバーに対して、早期からチームビルディングを位置づけると効果的です。例えば:

  • 入社後1〜2カ月目に「自己紹介+業務背景共有+メンバーからのQ&A」を行う。
  • 既存メンバーとの交流やペアワークを介し「チーム文化・価値観」を伝える。これにより、中途入社者が早期にチームの一員感を獲得し、離職抑止やオンボーディング加速につながります。

多様性を活かすワークのデザイン

多様な背景を持つメンバーがいるチームでは、「共通点探し」「背景共有」「多様性からの学び」をワークに入れることが有効です。設計のポイントとして:

  • 多様な職種・世代・勤務地の混合チームに分ける。
  • 「自分のバックグラウンド」「成功失敗体験」「期待するチーム像」を共有する。
  • 多様性を前提に「異なる視点からの新しい発想」を促すテーマ(例:新規サービスの構想)を設計。
    こうした設計によって、メンバー間の理解が深まり、協力を前提とした関係性が生まれます。

▶表3:多様性対応ワーク設計チェックリスト

設計項目

実務的ポイント

チーム編成

職種・勤務地・勤務形態が混在するように工夫

ワークテーマ

出身地・キャリア背景を素材に、共有+共創型テーマを設定

フィードバック設計

多様な視点からの学びを促すため、混成チームの成果共有を最終セッションに配置

中途入社者向け回と既存メンバー混成回を別途設け、「背景共有ワーク」を冒頭に実施しましょう。

まとめ

本コラムでは、現在の働き方・組織構造の変化を背景に、チームビルディングがなぜ重要か、どんな効果があるか、そしてただ楽しいだけで終わらせず成果につなげるための設計方法と実践ステップをご紹介しました。
ポイントを整理すると、関係性・信頼、役割・目標の明確化、プロセス・連携改善という3つの効果を意識することが先決です。次に、一度きりのイベントにしないために、「目的設定ワークショップ設計行動宣言フォローアップ定着」という流れ(図2参照)を設けること、そしてリモート/ハイブリッドや中途入社が多様化する環境に対応したワーク設計が鍵となります。
実務としては、まずは「現状把握・目的設定」から着手し、設計7ステップ(表2参照)に沿って構築してみてください。

最後に、チームビルディングを「遊び」ではなく「組織力強化の戦略施策」として位置づけ、社内に設計・実行・フォロー体制を作ることが最大の鍵です。

MBK Wellnessの研修プログラム

FAQ

Q1:チームビルディングは一回で十分でしょうか?
A1
:一回だけでも関係づくりや気づきを促せますが、「感情・プロセス」アウトカムへの効果が最も出やすく、長期的な「パフォーマンス・成果」につなげるには継続的なフォローや振り返りが重要です。

Q2:オンラインだけでチームビルディングは可能ですか?
A2
:可能です。ただし、対面型と比べて偶発的雑談や非言語コミュニケーションが減るため、リモート特有の設計(ブレイクアウト、雑談時間、ファシリテーター支援)を入れることが効果を高める鍵です。

Q3:どのくらいの規模(人数)で実施すべきでしょうか?
A3
5人程度の1チームから、100名を超える大人数まで広く対応可能です。人数が多い場合には、アクティビティによって中グループ・小グループに分けたり、サブファシリテーターを置く設計がおすすめです。

Q4:費用対効果を示すにはどうしたらよいですか?
A4
:目的に応じたKPI(例:部門間連携回数/プロジェクト完了時間/離職率)を設け、実施前後でアンケート・定量データを比較します。ワークショップ終了から30日・90日・180日とフォローして「変化の軌跡」を可視化しましょう。

Q5:中途入社者だけで別セッションを設けるべきでしょうか?
A5
:既存メンバー・中途入社者混合で実施することで「異なるバックグラウンドの交流」「多様性からの学び」が生まれやすくなります。一方、入社直後向けにはオンボーディングとしての簡易導入回も検討すると効果的です。

参照・出典

Pollack, J.Matous, P.2019
「チームビルディング介入がプロジェクトチーム内コミュニケーションに与える影響の検証社会ネットワーク分析による実証研究
International Journal of Project Management』第373, pp.473–484.
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0263786318307609

McEwan, D.Beauchamp, M. R.Harvey, S.2017
「チームワーク研修がチーム行動および成果に及ぼす効果統制介入を用いたメタ分析
PLoS ONE, 2017.
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0169604

Kwon, S. H.2024
「チームビルディング介入がチーム凝集性に与える影響スポーツチームを対象としたメタ分析研究
Frontiers in Psychology』第15, 2024.
https://www.frontiersin.org/journals/psychology/articles/10.3389/fpsyg.2024.1353944/full

Akinade, M. E.Obiekwe, O.2023
「チームビルディングが組織パフォーマンスに与える影響理論的レビュー
International Journal of Economics and Business Management』第92, 2023.
https://www.iiardjournals.org/get/IJEBM/VOL.%209%20NO.%202%202023/IMPACT%20OF%20TEAM%20BUILDING.pdf

Google re:Workn.d.
「効果的なチームとは何かチームの有効性を理解する
Google re:Work
公式ガイド.
https://rework.withgoogle.com/intl/jp/guides/understanding-team-effectiveness

河上 志保
河上 志保
サイコム・ブレインズ シニアコンサルタント 明治大学商学部卒業。包装資材や食品パッケージを扱う印刷会社に入社し、大手食品会社に対する提案型営業や新規顧客開拓に従事。サイコム・ブレインズ入社後は、グローバル人材育成のコンサルタントを経て、営業力強化グループのプランナー、アソシエイトとして企業の人材育成の支援に取り組む。「社会人が楽しく学び、イキイキ働くための支援」をミッションに掲げ、個人と組織が共に成長できるようなプログラム開発を目標にしている。国家資格キャリアコンサルタント取得。神奈川県横浜市出身。2015年生まれの娘の育児と仕事を両立するワーキングマザー。

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