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グローバル人材の採用・アセスメント ―見極めの精度が組織の未来を変える―

はじめに:なぜグローバル人材の採用は難しいのか

海外展開や多文化環境での事業推進が当たり前になった現代において、「グローバル人材を採用したい」と考える企業は年々増えています。

しかし現場では、

  • 採用したが、海外拠点での適応がうまくいかない

  • 語学力や経歴は十分でも、協働がうまくいかない

  • 期待した役割を果たせず早期離職につながった

といった“ミスマッチ”が頻発しています。

その理由はシンプルで、グローバル環境で成果を出す人材の能力は、履歴書や面接だけでは見抜けないためです。

さらに、多文化環境では

  • 対話スタイル

  • 意思決定方法

  • 関係構築のアプローチ

が人によって大きく異なり、表面的なスキルより「行動特性」が成果を左右します。

こうした背景もあり、近年は アセスメントを活用した採用・選抜の精度向上 に注目が集まっています。

本記事では、グローバル人材採用において「何を見るべきか」「なぜ見えにくいのか」「どう見極めるのか」を、行動特性とアセスメントの観点から整理します。

目次[非表示]

  1. 1.はじめに:なぜグローバル人材の採用は難しいのか
  2. 2.グローバル採用で“本当に見るべき”ポイントとは|スキルではなく「行動特性」を見極める
    1. 2.1.① 異文化適応力|価値観や前提の違いをどう受け止められるか
    2. 2.2.② コミュニケーションスタイルの適応性|伝え方を状況に応じて選び直せるか
    3. 2.3.③ 主体性・オーナーシップ|曖昧な状況でも「自分が担う」と引き受けられるか
    4. 2.4.④ 不確実性耐性|正解が見えない状態に耐え続けられるか
    5. 2.5.⑤ 協働性|多様な他者と建設的に仕事ができるか
  3. 3.アセスメントとは何か|行動特性を“見える形”にするための基盤
  4. 4.採用で使われるアセスメント手法|行動特性をどう見極めるか
    1. 4.1.行動面接(コンピテンシー面接)|主体性・異文化適応力を見極める
    2. 4.2.ケーススタディ(シミュレーション課題)|不確実性耐性・コミュニケーション適応性を見る
    3. 4.3.グループディスカッション|協働性を可視化する
    4. 4.4.適性検査・行動特性アセスメント|補助的に特性の傾向を把握する
  5. 5.アセスメント導入によって、採用現場はどう変わるのか|評価の「方法」ではなく、採用の「考え方」が変わる
    1. 5.1.「採ってみないと分からない」採用からの脱却
    2. 5.2.「面接官の勘」に依存しない判断ができるようになる
    3. 5.3.採用が「入口」ではなく「スタート」になる
  6. 6.グローバル人材採用における成功パターン|成果を出している企業に共通する設計の考え方
    1. 6.1.求める人材像を「スキル」ではなく「行動特性」で定義している
    2. 6.2.アセスメントを“単独の選考手法”として使っていない
    3. 6.3.評価結果を、採用後につなげる前提で扱っている
    4. 6.4.採用プロセス自体を、継続的に見直している
  7. 7.まとめ:グローバル人材採用を「設計する」という視点

グローバル採用で“本当に見るべき”ポイントとは|スキルではなく「行動特性」を見極める

グローバル人材の採用において重要なのは、「どんなスキルを持っているか」以上に、どのような状況で、どのように行動する人かを見極めることです。

ここでは、グローバル環境での活躍を左右する代表的な 5つの行動特性 と、採用・アセスメントの場でどこを見るべきかをあわせて解説します。

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行動特性だけでなく、グローバル人材に求められる基礎的なスキルについては、こちらの記事で解説しています。

① 異文化適応力|価値観や前提の違いをどう受け止められるか

異文化適応力とは、自分とは異なる価値観・慣習・意思決定の前提に直面したときに、それを否定せず「前提の違いとして受け止め、行動を調整できる力」を指します。

グローバル環境では、時間感覚、上下関係、合意形成の進め方などが大きく異なります。

その違いに対して感情的に反応するのではなく、「なぜそうなるのか」を理解しようとする姿勢が、長期的な成果を左右します。

【アセスメント時の評価の焦点】

  • 異文化や価値観の違いに直面した経験をどう語るか

  • 摩擦や違和感が生じた場面で、防衛的になっていないか

  • 自分の前提を見直した経験があるか

 →評価しているのはスキルではなく「捉え方・認知の柔軟性」です。

※本記事における「異文化適応力」は、 研究分野でいう CQ(Cultural Intelligence) と重なる概念です。本記事では、採用・選抜の場で観察しやすい行動特性として、あえて実務的な観点で整理しています。

② コミュニケーションスタイルの適応性|伝え方を状況に応じて選び直せるか

コミュニケーションスタイルの適応性は、異文化や多様な関係性の中で、「どう伝えるか」を使い分けられる力です。

明確さが求められる場面もあれば、関係性や文脈を重視した間接的な表現が求められる場面もあります。

重要なのは、自分の話し方を固定せず、相手や目的に応じて調整できるかどうかです。

これは①の異文化適応力を土台にした、行動としての表出とも言えます。

【アセスメント時の評価の焦点】

  • ケース面接や議論で、相手に合わせた説明ができているか

  • 一方的にならず、理解確認や補足ができているか

  • 立場の違う相手への伝え方を意識できているか

 →観察しやすい行動特性のため、採用評価で特に重要な軸です。

③ 主体性・オーナーシップ|曖昧な状況でも「自分が担う」と引き受けられるか

主体性・オーナーシップとは、役割や正解が明確でない状況でも、「自分がやるべきことは何か」を考え、行動を起こそうとする姿勢です。

グローバル環境では、指示待ちでは物事が進まない場面が多く、課題を自分事として引き受けられるかどうかが成果に直結します。

【アセスメント時の評価の焦点】

  • 指示がない状況でどう動いたか

  • 自ら課題を設定した経験があるか

  • 周囲を巻き込んで行動した具体例が語れるか

 →評価のポイントは「行動を始める力」です。

④ 不確実性耐性|正解が見えない状態に耐え続けられるか

不確実性耐性とは、情報が不十分で答えが出ない状況でも、焦らず思考を続け、暫定解で進められる力です。

グローバルビジネスでは、すぐに白黒をつけられない場面が多く、この特性が低いと強いストレスを感じやすくなります。

近年のリーダー論では、この力は「ネガティブ・ケイパビリティ」とも呼ばれています。

【アセスメント時の評価の焦点】

  • 結論が出ない場面での態度(焦り・沈黙への耐性)

  • 試行錯誤のプロセスをどう語るか

  • 不完全な状況での意思決定経験があるか

 →③が「踏み出す力」なら、④は「踏み出した後に崩れない力」です。

⑤ 協働性|多様な他者と建設的に仕事ができるか

協働性とは、価値観や立場、専門性の異なるメンバーの中で、対立や意見の違いを前提としながら、チームとして成果を生み出すための関係性を築ける力を指します。

重要なのは対立を避けることではなく、対立が生じた際にも、感情的にならず建設的な対話を続けられるかどうかです。

グローバル人材の採用では、個人の能力そのもの以上に、他者との関係性の中でどのように振る舞うかを見極めることが重要になります。

【アセスメント時の評価の焦点】

  • 議論の中で他者の意見をどう扱うか

  • 対立場面で感情的にならず、対話を続けられるか

  • チーム全体の成果を意識した発言・行動ができているか

 →個人能力ではなく「関係性の中でのふるまい」を見ています。

▶表1:グローバル人材の採用で重視される5つの行動特性と評価の視点

行動特性

概要

アセスメント時の評価の焦点

異文化適応力

価値観や前提の違いを否定せず、理解しようとする姿勢

自分の前提を相対化して捉えているか

コミュニケーションスタイルの適応性

相手や状況に応じて伝え方を調整できる力

相手視点で表現を選んでいるか

主体性・オーナーシップ

与えられた役割や課題を「自分事」として引き受け、行動に移そうとする姿勢

指示待ちにならず、当事者として語れているか

不確実性耐性

正解や見通しが立たない状況でも、思考を止めずに向き合い続けられる力

曖昧さに対して過度に防衛的になっていないか

協働性

価値観の異なる他者と成果を生み出す力

対立や違いを前提に関われているか

これら5つの行動特性は互いに関連していますが、採用・アセスメントの場ではあえて分けて観察することで、候補者の強みと課題を立体的に捉えることができます。

アセスメントとは何か|行動特性を“見える形”にするための基盤

前章では、グローバル人材の採用において重要となる5つの行動特性を整理しました。

これらの特性は、語学力や専門知識のように履歴書や経歴から判断できるものではありません。
多くの場合、思考の癖や行動の選択として現れるため、通常の面接だけでは捉えにくいという特徴があります。

そこで必要になるのが、アセスメントです。

アセスメントとは、職務遂行に必要な知識・判断力・思考力や、行動特性・認知傾向・価値観といった要素を、観察・比較できる形に可視化し、多面的に人材を把握するための仕組みを指します。

その中でも本記事では、グローバル環境での実践力に直結しやすい要素として、「行動特性」に焦点を当てて整理しています。

こうした行動特性は、従来の面接だけでは捉えにくい側面を多く含んでいます。

面接が「語られた経験」から人を理解しようとするのに対し、アセスメントは、特定の状況に置かれたときの反応や思考プロセスそのものに注目します。

そのため、

  • 異文化の違いをどのように捉えるか

  • 正解のない状況でどう考え続けるか

  • 他者とどのように関係を築こうとするか

といった、グローバル環境における意思決定や関係構築の癖を、より立体的に把握することが可能になります。

アセスメントを採用プロセスに取り入れることで、主に次のような意義が生まれます。

  • 面接だけでは見抜けない特性を可視化できる
    行動特性や思考の癖といった、言葉だけでは伝わりにくい要素を、実際の反応やプロセスを通じて把握できるようになります。

  • 客観的な基準が生まれ、評価が標準化する
    評価の視点が共有されることで、面接官による判断のばらつきが抑えられ、採用判断の再現性が高まります。

  • 採用後のオンボーディングに活用できる
    採用時に得られた特性情報は、配属や初期支援の設計にも活かすことができ、入社後の立ち上がりをスムーズにします。

重要なのは、アセスメントを「合否を決めるための万能ツール」として使うことではありません。
どの行動特性を、どの場面で見極めたいのかを明確にしたうえで、適切な手法を組み合わせて設計することに意味があります。

では、これらの行動特性は、どのようなアセスメント手法を用いれば見極めやすいのでしょうか。

次章では、行動特性とアセスメント手法の関係を整理します。

採用で使われるアセスメント手法|行動特性をどう見極めるか

グローバル人材の採用では、「どのアセスメント手法を使うか」以上に、「どの行動特性を見たいのか」を明確にすることが重要です。

ここでは、前章で整理した5つの行動特性を踏まえ、それぞれの特性を見極めるのに適した代表的なアセスメント手法を紹介します。

行動面接(コンピテンシー面接)|主体性・異文化適応力を見極める

行動面接は、「過去の具体的な行動」から将来の行動傾向を読み取る手法です。

特に、

  • ① 異文化適応力

  • ③ 主体性・オーナーシップ

といった 内面の姿勢や意思決定の癖 を把握するのに適しています。

評価のポイントは、経験の“華やかさ”ではなく、

  • どのような前提で状況を捉えたか

  • どこまでを自分の責任として引き受けたか

といった 思考と行動のプロセス にあります。

ケーススタディ(シミュレーション課題)|不確実性耐性・コミュニケーション適応性を見る

ケーススタディは、正解のない課題に取り組んでもらうことで、候補者の思考プロセスや振る舞いを観察する手法です。

この手法は、

  • ② コミュニケーションスタイルの適応性

  • ④ 不確実性耐性

を見極めるのに特に有効です。

答えが出ない状況で、

  • どのように考え続けるか

  • どのタイミングで仮説を置くか

  • 他者にどう説明・調整するか

といった点から、グローバル環境での実践力が浮かび上がります。

グループディスカッション|協働性を可視化する

グループディスカッションは、「⑤協働性」を評価するうえで、最も直接的な手法です。

多様な意見が出る場面で、

  • 他者の意見をどう扱うか

  • 対立が生じた際にどう関わるか

  • チーム全体の成果を意識した行動が取れているか

といった 関係性の中での振る舞い が観察できます。

個人の発言量や論理性よりも、チームにどのような影響を与えているか に注目することが重要です。

適性検査・行動特性アセスメント|補助的に特性の傾向を把握する

適性検査は、行動特性や価値観の傾向を把握するための補助的な手法です。

単体で合否を判断するものではなく、

  • 面接やケーススタディの仮説を立てる

  • 配属やオンボーディングの参考にする

といった形で活用することで、採用判断の精度を高める役割を果たします。

重要なのは、手法を増やすことではなく、行動特性を起点に選考全体を設計することです。

どのアセスメント手法が有効かは、見極めたい行動特性によって異なります。

以下に、その対応関係を整理します。

▶表2:行動特性とアセスメント手法の対応イメージ(例)

行動特性

有効な手法例

主に見えてくるポイント

異文化適応力

行動面接、ケース課題

前提の置き方、解釈の仕方

コミュニケーション適応性

ロールプレイ、面接

伝え方の調整、相手配慮

主体性・オーナーシップ

行動面接

行動の主体が誰か

不確実性耐性

ケーススタディ

思考プロセス、粘り強さ

協働性

グループ討議

他者との関係構築の仕方

なお、これはあくまで一例であり、実際の設計では複数の手法を組み合わせて行動特性を多面的に確認することが重要です。

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アセスメント導入によって、採用現場はどう変わるのか|評価の「方法」ではなく、採用の「考え方」が変わる

アセスメントを採用プロセスに取り入れることで変わるのは、評価手法そのものだけではありません。
採用に対する考え方や意思決定の質そのものが変わっていきます。

ここでは、アセスメントを設計して活用した結果、採用現場でどのような変化が起こりやすくなるのかを整理します。

「採ってみないと分からない」採用からの脱却

グローバル人材の採用ではこれまで、「実際に海外拠点や多文化環境に配属してみないと、適性は分からない」という前提が暗黙のうちに存在していました。

しかし、行動特性を事前に把握できるようになることで、異文化環境や不確実な状況に対する向き合い方を、配属前の段階である程度見立てることが可能になります。

その結果、海外配属後のミスマッチや早期離職が減り、「活躍する前提での配置・期待値設定」がしやすくなります。

「面接官の勘」に依存しない判断ができるようになる

評価基準が明確になり、行動特性という共通言語で候補者を捉えられるようになると、採用判断は個人の感覚や経験だけに依存しなくなります。

「話しやすかった」「印象が良かった」といった主観ではなく、どの特性が、どの役割や環境に適しているかという視点で議論できるようになるからです。

これは採用の公平性を高めるだけでなく、面接官同士の認識合わせや、社内での合意形成をスムーズにし、意思決定の質とスピードの向上にもつながります。

採用が「入口」ではなく「スタート」になる

アセスメントで得られた行動特性の情報は、合否判断だけで役割を終えるものではありません。

配属後の関わり方や初期支援の設計、マネジメント上の配慮ポイントとして活用することで、 採用と育成が分断されない状態をつくることができます。

採用がゴールではなく、「活躍までを見据えたプロセスの出発点」として位置づけられるようになる点も、大きな変化の一つです。

アセスメントの導入は、単に評価を精緻化するための施策ではありません。

誰を、どんな前提で採用し、どのような環境で活躍してもらうのか。

その問いに対する企業側の解像度を高め、採用をより戦略的な意思決定へと変えていく取り組みだと言えます。

ここまで見てきたように、アセスメントを適切に設計・活用することで、採用の質やその後の活躍に、さまざまな前向きな変化が生まれます。

では、実際にこれらの考え方を取り入れ、採用・選抜の精度を高めている企業は、どのような工夫を行っているのでしょうか。

次章では、公開されている情報をもとに、グローバル人材の採用・アセスメントにおける成功パターンの共通点を整理します。

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グローバルリーダーにフォーカスした考察は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

グローバル人材採用における成功パターン|成果を出している企業に共通する設計の考え方

前章では、アセスメントを適切に設計・活用することで、採用現場や意思決定の質がどのように変わるのかを整理しました。

では実際に、グローバル人材の採用・選抜で成果を上げている企業は、どのような点を重視しているのでしょうか。

ここでは、公開されている情報や実務上の知見をもとに、特定の企業事例に依らず、成功につながりやすい共通パターンを整理します。

求める人材像を「スキル」ではなく「行動特性」で定義している

成功している企業に共通しているのは、語学力や専門知識といったスキル要件だけでなく、どのような行動特性を持つ人が活躍しやすいかを明確にしている点です。

例えば、

  • 異文化の違いにどう向き合えるか

  • 不確実な状況でどのように考え、行動するか

  • 他者とどのような関係性を築こうとするか

といった観点が、採用基準として言語化されています。

これにより、「何となく良さそう」という印象ではなく、活躍イメージに基づいた判断が可能になります。

アセスメントを“単独の選考手法”として使っていない

成果を上げている企業ほど、アセスメントを単体で合否を決めるためのツールとしては扱っていません。

行動面接、ケーススタディ、グループディスカッションなどを組み合わせ、それぞれの手法で何を見るのかを明確にしたうえで設計しています。

重要なのは、「どの手法を使うか」ではなく、「どの行動特性を、どの場面で確認するか」という視点です。

この設計があることで、選考全体として一貫性のある評価が可能になります。

評価結果を、採用後につなげる前提で扱っている

成功パターンの3つ目は、アセスメント結果を採用時点で完結させていない点です。

行動特性の傾向を、

  • 配属の検討

  • 初期の関わり方

  • マネジメント上の留意点

などに活かすことで、採用とオンボーディングが分断されない状態をつくっています。

これにより、「採ったはいいが、どう活かせばよいか分からない」という事態を防ぎやすくなります。

採用プロセス自体を、継続的に見直している

グローバル環境は常に変化しており、一度つくった採用基準や選考プロセスが、永続的に最適とは限りません。

成果を上げている企業では、

  • 実際の活躍状況を振り返る

  • 採用時の見立てとの差分を確認する

  • 評価軸や質問内容を微調整する

といった形で、採用プロセスそのものを改善の対象としています。

グローバル人材の採用における成功は、特定の手法や特別な制度によって生まれるものではありません。

  • 何を見るべきかを定義し

  • それを見極める仕組みを設計し

  • 採用後の活躍までを一連のプロセスとして捉える

こうした 考え方と設計の積み重ね が、結果として採用の質を高めています。

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企業事例をもとにした考察はこちらの記事をご参照ください。

まとめ:グローバル人材採用を「設計する」という視点

本記事では、グローバル人材の採用・選抜において重要となる考え方を、行動特性、アセスメント、選考手法、そして成功パターンという観点から整理してきました。

ここで改めて強調したいのは、グローバル人材の採用における成否は、特定の手法やツールそのものによって決まるわけではないという点です。

重要なのは、

  • どのような行動特性を持つ人材が、自社のグローバル環境で活躍しやすいのか

  • その特性を、どの選考プロセスで、どのように見極めるのか

  • 採用後の活躍までを、どのように一連のプロセスとして捉えるのか

といった問いに対して、自社なりの答えを持ち、採用を「設計」できているかどうかです。

行動特性を定義し、それを可視化するためのアセスメントを設計し、採用後のオンボーディングやマネジメントにつなげていく。

この一連の流れが整理されてはじめて、採用は単なる人員補充ではなく、将来の事業や組織を支える戦略的な取り組みになります。

グローバル環境がますます複雑化する中で、「誰を採るか」「どう見極めるか」という問いは、今後さらに重要性を増していくでしょう。

本記事が、自社のグローバル人材採用を見直す際の一つの整理軸、考えるきっかけとなれば幸いです。

グローバル人材の採用・アセスメントや育成について、研修やアセスメント・動画コンテンツ等にてご支援が可能です。お気軽にご相談ください。

ビジネスマスターズ・マーケティングチーム
ビジネスマスターズ・マーケティングチーム
教授システム学修士であり、eラーニングシニアコンサルタントであるデジタルラーニング事業部門長 花木喜英率いるビジネスマスターズ・マーケティングチーム。企業研修登壇実績10年以上・年間100本以上をこなすサイコム・ブレインズ/プログラムディレクター 小西功二とメンバー3名で、企業とビジネスパーソン双方が利を得る教材開発をコンセプトに、学術理論を徹底研究し開発されたビジネスマスターズを、世に広めるべく尽力しています。

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