
グローバルリーダーとは何か ―求められる能力と越境リーダーシップを育てる設計視点―
はじめに:なぜ今、グローバルリーダーが問われているのか
市場環境の変化や地政学リスクの高まり、働き方や価値観の多様化などにより、企業を取り巻く意思決定環境は年々複雑さを増しています。
こうした中で、多くの企業が「グローバルリーダーの育成」を重要課題として掲げていますが、その定義や育成の考え方が十分に整理されないまま、施策だけが先行しているケースも少なくありません。
本記事では、「グローバルリーダー」を単なる肩書やポジションとしてではなく、複雑な環境下で組織に影響を与える“役割”として捉え直し、求められる能力や行動特性、そして育成を成功させるためのステップを整理します。
目次[非表示]
- 1.はじめに:なぜ今、グローバルリーダーが問われているのか
- 2.グローバルリーダーとは何か
- 2.1.これからのリーダーが直面する「複雑性」
- 2.2.グローバルリーダーの本質
- 2.3.グローバル人材との違い
- 3.グローバルリーダーに求められる能力
- 3.1.① 複雑な環境を読み解き、方向性を示す力(戦略的思考力・複雑性対応力)
- 3.2.② 多様な人材・価値観を束ね、成果につなげる力(多様性マネジメント力)
- 3.3.③ 安心して意見や挑戦が生まれる環境をつくる力(心理的安全性を高める力)
- 3.4.④ 不確実な状況で判断を引き受け、意思決定する力(戦略的意思決定力)
- 3.5.⑤ 境界を越えて協働を生み出す力(越境リーダーシップ)
- 4.越境リーダーシップとは何か
- 5.グローバルリーダーを育成するステップ|越境リーダーシップを軸にした育成設計
- 6.グローバルリーダー育成の成否を分ける設計の違い
- 6.1.育成が“機能しない”企業に見られる共通点
- 6.1.1.育成の目的が曖昧なまま施策が先行している
- 6.1.2.個人任せになっており、組織としての設計がない
- 6.1.3.研修と実務が分断されている
- 6.2.育成が“機能している”企業に共通する設計視点
- 6.3.成否を分けるのは「施策」ではなく「設計」
- 7.まとめ:グローバルリーダー育成は「個人強化」ではなく「組織設計」である
グローバルリーダーとは何か
グローバルリーダーとは、国や文化、組織の境界を越えて、多様な人材やステークホルダーを束ねながら、組織としての成果を生み出す役割を担う存在です。
語学力や海外経験といった個人スキルの有無ではなく、複雑な環境下で意思決定や行動を通じて、組織全体に影響を与えられるかどうかが問われます。
では、なぜ今、このような役割としてのグローバルリーダーが強く求められているのでしょうか。
その背景には、リーダーを取り巻く環境の大きな変化があります。
これからのリーダーが直面する「複雑性」
今日のリーダーは、過去の延長線上では対応できない状況に直面しています。
市場変化のスピード、国際情勢の不安定化、リモートワークや多様な働き方の広がりなどにより、意思決定の前提そのものが揺らいでいるからです。
近年のグローバルな人材・リーダーシップ研究では、これからのリーダーには不確実性に対応し、複雑な要素を読み解きながら判断する力が不可欠であると指摘されています。
もはや経験則や過去の成功パターンだけでは、組織を前に進めることは難しくなっています。
グローバルリーダーの本質
こうした環境下で求められるグローバルリーダーとは、多文化・多様なステークホルダーを束ねながら、組織として成果を生み出す存在です。
重要なのは、個人の語学力や専門スキルそのものではありません。
意思決定や行動を通じて、組織全体の成果に影響を与えられるかという点が問われます。
そのため、グローバルリーダーには、個人のスキルを超えて、周囲をどう動かすかという観点での能力が求められます。
近年の組織研究では、業績だけでなく、人と組織の持続的な成果に目を向ける視点の重要性が示されています。
グローバルリーダーは、そうした成果を引き出すために、人や組織の関係性に働きかける中心的な役割を担う存在と言えるでしょう。
グローバル人材との違い
ここで整理しておきたいのが、「グローバル人材」との違いです。
一般にグローバル人材とは、語学力や専門性、異文化対応力など、グローバル環境で業務を遂行するためのスキルを備えた個人を指します。
一方、グローバルリーダーは、そうしたスキルを土台としながらも、自らの行動や意思決定を通じて、組織やチーム全体に影響を与える役割を担う存在です。
両者は上下関係ではなく、「何ができるか」ではなく「何を担っているか」という役割の違いとして捉える方が適切でしょう。
では、こうした役割を担うグローバルリーダーには、具体的にどのような能力が求められるのでしょうか。
次章では、グローバルリーダーに共通して求められる能力を、個人のスキルではなく、組織やチームへの影響という観点から整理します。
グローバルリーダーに求められる能力
グローバルリーダーに求められる能力は、語学力や専門性といった個人スキルの延長として捉えられがちです。
しかし本記事で扱う能力とは、個人が「何ができるか」ではなく、その力を通じて「周囲や組織にどのような影響を与えられるか」という観点で整理したものです。
以下では、複雑性の高い環境下でグローバルリーダーが役割を果たすために、特に重要とされる能力の全体像を見ていきます。
なお、本章では、グローバルリーダーに求められる能力を整理しますが、個人としての「グローバル人材」に必要なスキルについては、以下の記事で詳しく解説していますので、気になる方は合わせてご一読ください。
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① 複雑な環境を読み解き、方向性を示す力(戦略的思考力・複雑性対応力)
グローバル環境では、市場・組織・人の関係性が複雑に絡み合い、状況を単純に捉えることが難しくなります。
しばしばVUCAと表現される、このような不確実性や相互依存性が高い状況では、複雑な要素をそのまま受け止めたうえで、全体像を読み解く力が求められ、断片的な情報や相反する意見を整理し、「何が本質的な論点か」「どこに向かうのか」を示すことがリーダーの重要な役割になります。
ここでいう戦略的思考力とは、単なる分析力ではなく、周囲が状況を理解し、次の行動を考えられるように思考の枠組みを示す力だと捉えるとよいでしょう。
② 多様な人材・価値観を束ね、成果につなげる力(多様性マネジメント力)
グローバルな組織では、文化・価値観・働き方の異なる人材が共に働くことが前提になります。
求められるのは、違いを避けることではなく、違いがある状態を前提に合意形成や意思決定につなげ、チームとして成果を生み出せるかどうかです。
ここでいう多様性マネジメント力は、個人が異文化に適応できるかではなく、多様な前提を持つ人々が、違いを活かして成果を出せる関係性やプロセスを整える力だと言えます。
③ 安心して意見や挑戦が生まれる環境をつくる力(心理的安全性を高める力)
多様な人材が集まる組織では、意見の対立や試行錯誤は避けられません。
成果を出し続けるためには、意見や違和感、失敗が表に出ることを許容し、建設的に扱える土台が不可欠です。
心理的安全性を創る力とは、個人の協調性や態度の問題ではなく、意見や違和感が自然に表出する「場」を意図的に設計できるかどうかに関わる能力です。
衝突をなくす力ではなく、違いを成果につなげられる関係性を育む力だと言えるでしょう。
④ 不確実な状況で判断を引き受け、意思決定する力(戦略的意思決定力)
複雑な状況を読み解き、環境を整えることができても、それだけでは組織は前に進みません。
グローバル環境では情報が揃いきらず、利害関係者の意見が割れ、どの選択肢にも一定のリスクが伴う中で決断を下す場面が多くあります。
ここでいう意思決定力は、不確実な状況で判断を引き受け、方向性を示す力を指します。
結論の正しさだけでなく、判断の背景や考え方を共有し、周囲の納得と行動につなげられるかも、リーダーの影響力を左右します。
⑤ 境界を越えて協働を生み出す力(越境リーダーシップ)
グローバルリーダーは、部門・国籍・文化・立場といった、さまざまな「境界」に囲まれた環境で役割を果たします。
こうした境界は、しばしば情報の分断や対立の原因にもなります。
越境リーダーシップとは、そうした境界の間に立ち、異なる立場や前提を持つ人々の協働を生み出す力を指します。
単なる調整役ではなく、違いを前提に関係性を再構築し、共通の目的に向かって人や組織をつなぎ直すことができるかどうかが、グローバルリーダーの重要な資質です。
次章では、この越境リーダーシップについて、より具体的に掘り下げていきます。
▶表:グローバルリーダーに求められる5つの能力と役割
能力領域 | 概要 | 組織への主な影響 |
|---|---|---|
複雑性対応力 | 不確実で複雑な状況を構造的に捉え、方向性を示す | 意思決定の質・スピード向上 |
多様性マネジメント力 | 多様な価値観を前提に協働を生み出す | チーム成果・合意形成 |
心理的安全性を創る力 | 意見や挑戦が生まれる環境を整える | 学習・イノベーション |
戦略的意思決定力 | 不確実な状況で判断を引き受ける | 組織の前進力 |
越境リーダーシップ | 境界を越えて人と組織をつなぐ | 全体最適・協働促進 |
越境リーダーシップとは何か
前章で整理した能力の中でも、特に重要な位置づけにあるのが「越境リーダーシップ」です。
越境リーダーシップは、単独の能力というよりも、複雑な環境を読み解く力、多様な人材を束ねる力、意思決定を引き受ける力といった要素が統合された、グローバルリーダーの実践的な在り方だと言えるでしょう。
本章では、その意味や背景、組織にもたらす価値について、より具体的に掘り下げていきます。
越境リーダーシップの定義
越境リーダーシップは、海外のリーダーシップ研究分野で体系化されてきた概念です。
リーダーシップ研究と人材育成を専門とする世界的な研究機関「Center for Creative Leadership(CCL)」では、越境リーダーシップを「組織や立場、文化などの境界を越えて、方向性・整合性・関与を築くリーダーシップ」と定義しています。
本記事では、この考え方をベースにしながら、日本企業が直面している組織構造やグローバル環境の文脈に即して、越境リーダーシップを再整理していきます。
日本企業が直面している「境界」
日本企業には、本社と海外拠点、日本人社員と外国籍社員、部門間の分断、働き方の違いなど、さまざまな境界が存在します。
こうした境界は個々の努力だけでは乗り越えにくく、放置されることで摩擦や誤解、意思決定の停滞を生みやすくなります。
越境リーダーシップは、こうした境界を問題として排除するのではなく、組織の前提条件として受け止めたうえで、どう橋をかけるかを考える視点を提供します。
越境リーダーシップがもたらす価値
境界を越えた関係性が生まれると、情報の流れが滑らかになり、分断されていた情報が共有されやすくなります。
その結果、意思決定の質やスピードが高まり、組織としての対応力が向上します。
また、異なる視点が交わることで、対立が単なる衝突で終わらず、新しい発想や解決策につながりやすくなります。
さらに、立場や背景の異なる人々の間に対話の回路が生まれることで、組織全体の信頼関係も強化されていきます。
越境リーダーシップは「特別な人」のものではない
「越境リーダーシップ」という言葉から、一部の経営層やグローバル経験が豊富な人材だけを想像するかもしれません。
しかし実際には、越境リーダーシップは特定の役職や経験に限定されるものではありません。
組織の中で境界が存在する限り、その境界に意識的に関わり、協働を生み出そうとする行動は、誰にとっても求められるリーダーシップの一形態です。
越境リーダーシップとは、肩書きやポジションの問題ではなく、どのような立ち位置で組織に関わり、境界に向き合っているかによって発揮されるものだと言えるでしょう。
そして、こうした越境リーダーシップは、経験や立場の変化に任せて自然に身につくものではありません。
次章では、グローバルリーダーを育成するための具体的なステップについて、越境リーダーシップの視点も踏まえながら整理していきます。
グローバルリーダーを育成するステップ|越境リーダーシップを軸にした育成設計
これまで整理してきたように、グローバルリーダーには複数の能力が求められます。
そして前章で述べたように、越境リーダーシップはそれらが現実のビジネスの中で統合され、実践として表れている姿です。
本章では、能力がどのように結びつき、行動として表れるのかという視点から、グローバルリーダー育成の設計思想を整理します。
ステップ① Mindset|越境を受け止める価値観を育てる
越境リーダーシップの出発点となるのが、「違いは前提である」という価値観です。
グローバルな環境では、文化や立場、意思決定の前提が異なることは避けられません。
その違いを「問題」や「例外」と捉えてしまうと、協働は生まれにくくなります。
違いをなくそうとするのではなく、違いがある状態のまま、どう関係性を築くかを考える姿勢が重要になります。
多文化との接触や摩擦を負荷で終わらせず、「前提を見直す機会」として意味づけられるかが、グローバルリーダーとしての成長を左右します。
ステップ② Skill|越境を支えるスキルを身につける
価値観だけでは、越境リーダーシップは実践できません。
違いを前提に人や組織をつなぐためには、それを具体的な行動に落とし込むためのスキルが必要になります。
ここでいうスキルとは、単なる会話テクニックや交渉術ではなく、異文化コミュニケーション、利害調整、合意形成、状況の構造化など、越境リーダーシップを支えるための「実践の土台」となる能力を指します。
重要なのは、こうしたスキルを万能の能力として教え込むのではなく、役割や状況に応じて「何をどのレベルまで求めるか」を明確にし、体系的に育成することです。
ステップ③ Experience|越境を経験として積ませる
越境リーダーシップは、理解しただけでは身につきません。
実際に境界に向き合う経験を通じて初めて、行動として定着します。
越境プロジェクトや拠点横断のミッションなど、実践機会を意図的に設計することが重要です。
ただし経験さえ積めばよいわけではありません。
違和感や葛藤を振り返り、「なぜ難しかったのか」「自分はどう判断したのか」を言語化する仕組みがあって初めて学習として定着します。伴走や対話の場の設計も欠かせません。
ここまで見てきたように、グローバルリーダーの育成は、Mindset・Skill・Experience のいずれか一つを強化すれば成立するものではありません。
三つの要素を相互に連動させながら、越境リーダーシップという実践の姿を育てていくことが重要です。
グローバルリーダーの育成には、学習と実践を往復させる設計が欠かせません。
こうした設計を、自社の文脈に即して体系的に考え、実践につなげていくことが重要になります。
そのために、グローバル環境で組織をリードするためのスキルや考え方を体系的に学べる研修プログラムを利用するのも手段のひとつです。
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グローバルリーダー育成の成否を分ける設計の違い
ここまで、グローバルリーダーに求められる能力と育成の考え方を整理してきました。
しかし実際には、同じように育成に取り組んでいても、成果が出る企業とそうでない企業に分かれるのが現実です。
この章では、特定の企業事例ではなく、複数の企業に共通して見られる傾向から、その違いを整理します。
育成が“機能しない”企業に見られる共通点
グローバルリーダー育成がうまくいかない企業では、個々の施策や人材の問題以前に、育成の捉え方や設計の前提そのものに共通した傾向が見られます。
ここでは、特定の企業や事例に限らず、複数の組織で繰り返し見られる「育成が機能しにくくなるポイント」を整理します。
育成の目的が曖昧なまま施策が先行している
育成が機能しない企業に多く見られるのが、「とりあえず研修を実施する」「海外経験を積ませる」といった、手段が先行した育成設計です。
どのようなリーダーを育てたいのか、どのような場面で活躍してほしいのかが明確でないままでは、施策は点在し、学びは行動に結びつきません。
結果として、育成は“イベント”の集合になり、本人にも組織にも「何が変わったのか」が残りにくくなります。
個人任せになっており、組織としての設計がない
越境的な経験やグローバルな業務を、本人の適応力や努力に委ねてしまうケースも少なくありません。
しかし、越境リーダーシップは個人資質だけで成立するものではなく、経験の与え方や支援の仕組みが不可欠です。
たとえば、難易度の高い越境経験を与えても、伴走や振り返りの機会がなければ、経験は学習にならず、消耗で終わってしまいます。
「経験さえ積めば育つ」という前提のままでは、育成は安定して再現できません。
研修と実務が分断されている
研修では理想論を学んだものの、実務では従来のやり方が求められる――。
このギャップがあると、行動変容は起こりません。
特にグローバルリーダー育成では、学びと実践が往復できる設計がなければ、スキルもマインドも定着しづらくなります。
研修の内容が「現場で使える形」に落ちていない、または現場側が学びを受け止める準備がない場合、育成は本人の中で完結せず、組織行動として広がっていきません。
育成が“機能している”企業に共通する設計視点
一方で、グローバルリーダー育成が比較的うまく機能している企業では、特別な施策や派手な取り組みを行っているわけではありません。
共通しているのは、育成を「個別施策の集合」ではなく、一貫した設計として捉えている点です。
越境リーダーシップを「結果」として捉えている
育成が機能している企業では、越境リーダーシップを特定のスキルとして教え込むのではなく、複数の能力が統合された結果として発揮される姿として捉えています。
そのため育成施策も、「何を教えるか」より先に、「どのような行動や変化を期待するか」から設計されています。
この視点があると、研修・経験・配置といった施策が“点”ではなく“線”としてつながりやすくなります。
Mindset・Skill・Experience を一体で設計している
価値観の形成、スキルの習得、実践経験の付与を、別々の施策として切り分けるのではなく、相互に連動させながら設計している点も共通しています。
たとえば、経験の前後に振り返りの機会を設ける、実務上の課題を研修テーマとして持ち込む、上司やメンターが伴走するといった形で、学びが行動に結びつく仕組みを整えています。
結果として、本人の「気づき」や「学び」が、実務上の行動として定着しやすくなります。
挑戦が許容される心理的な土台がある
越境を伴うリーダー育成では、失敗や試行錯誤は避けられません。
育成が機能している企業では、意見の違いや挑戦を受け止める文化が組織として育まれています。
これは制度や施策だけで実現するものではなく、上司や経営層の関わり方、日常の対話の積み重ねによって支えられています。
心理的な土台があることで、リーダー候補者はリスクを取る経験を積みやすくなり、越境リーダーシップに必要な行動の幅も広がっていきます。
成否を分けるのは「施策」ではなく「設計」
グローバルリーダー育成の成否を分けるのは、施策の良し悪しや数ではありません。
どのようなリーダー像を描き、越境リーダーシップをどう位置づけ、組織としてどこまで関与する覚悟があるか——。
育成全体を貫く設計の視点が問われます。
▼関連記事
・グローバル人材育成について、企業・政府などの先進事例をもとに、全体像を俯瞰的に整理しています。
・育成の成否と密接に関係する「採用・選抜」について、行動特性に焦点を当てて解説しています。
まとめ:グローバルリーダー育成は「個人強化」ではなく「組織設計」である
企業を取り巻く環境が複雑さを増す中で求められるグローバルリーダーは、語学力や海外経験だけでは語れません。
複雑な状況を読み解き、多様な人材を束ね、不確実な状況で判断を引き受ける——複数の能力を統合して発揮することが求められます。
そして、それらが現実の組織やビジネスの中で統合され、実践として表れている姿が越境リーダーシップだと言えるでしょう。
重要なのは、それを特定の才能に期待するのではなく、組織として再現性をもって育てていく視点です。
Mindset・Skill・Experienceを一体で設計し、越境を伴う経験を意図的に与え、学びとして定着させる。その土台として、挑戦や試行錯誤が許容される文化を育む。
グローバルリーダー育成は、人材施策の一部ではなく、組織の未来を形づくる中長期的な経営テーマです。
自社にとって必要なリーダー像を改めて問い直すことが、次の一歩につながるはずです。
グローバルリーダー育成や、越境を前提とした人材開発・選抜などについて、研修やアセスメント・動画コンテンツ等にてご支援が可能です。お気軽にご相談ください。



